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華ある道を、慈悲を行く


人としての華

小松左京氏が
バンクーバーオリンピック後に
語った。

真央さんには人としての華がある。


金メダリストの同い年の
スケーターと比べて、
というのではなく
氏が真央さんから感じとった
こと、なのだろう。



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美しい会見であった。
静かな、海を見つめている
ような気持ちになった。

その水面はきらきらと光る。
太陽に照らされ風に揺られ
きらきらと光るのだ。


静かな海、
それは真央さんの心の中を
映し出していたのだろう。


松井秀喜氏の会見を
思い出した。
松井氏も
静かな、広く、大きな海の
ようであった。

トップアスリート、
とは
ほんの一握りである。

それが
成績を指すならば
それもほんの一握りであり、

それが
心技体、魂までもを
映し出すならば
更に一握りしかいない、
と思う。

深い追求心の厳しさを
鍛錬を激しい感情で鼓舞
するのではなく
静けさの中に昇華させて行く。

自身の深い場所を
信じることが出来る。
それが自身であると、
知っているからこそ。

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立ち振る舞い、言葉、
どれをとっても美しかった。
それは
真央さんのスケートと同じように、
フィギュアスケート史上、
もっともすべてが
美しい選手。



人としての華が成せる。



誰よりも華を持ち、
しかし
絢爛と咲くだけではない。
絢爛と咲きながら
絢爛と咲くからこその
慈悲を持ち。


人は生まれ、生き。
感情は数億とあるのだろう。
しかし、
数億の感情を知る由もなく
果てる。


感情を知れば知るほど
慈悲という華が咲くのだろう。


人としての華ある道を、
真央さんは歩み続けるのだろう。





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by la-luna20160918 | 2017-04-18 19:51