2016年 10月 28日
いつか、ジゼルを。
真央さんにはいつか、
ジゼルを演じて欲しいという
思いがある。
ジゼルの背中。
これまでジゼルは
何人かのスケーターが演じている。
中野友加里さんのジゼルが
記憶に新しい。
可憐なステップと
いつも一途な友加里さんが
村娘の頃のジゼルによく似合う。
真央さんに演じて欲しいのは
精霊・ウィリになったジゼル。
アルブレヒトの浅はかさが
ジゼルの人生を変えてしまう。
衝撃から死に至り
精霊になってもジゼルは
アルブレヒトを愛す。
敬愛するバレリーナ、
アリーナ・コジョカルさんの
ジゼル。
精霊になっても
ずっとアルブレヒトを愛し続ける
純真な美しさ。
ジゼルというのは
理想的な女性像で
聖女なのだろう。
恋をし、愛を誓い、
裏切られた衝撃で死す。
精霊になり迷い込んだ若い男を
死なせるという
女王・ミルタの命令に背き
アルブレヒトを包み込み
助ける。尚もまだ清らかに彼を愛す。
理想の女性像、聖女。
儚くて脆いから聖女なのではなく、
揺るぎ無くて包容力があるから
聖女なのではないだろうか。
真央さんの持つ
揺るぎ無さと
精霊さ、神聖さ、
そして包容力。
技術と芸術の融合。
世紀のスケーター、
そこに至るまでのひたむきさ。
その愛を。
ジゼルの愛を。
美しいあなたに、いつか。
by la-luna20160918
| 2016-10-28 12:21