佐保姫、春を連れ


忘れられぬ
イエテボリの奇跡。


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冒頭の不運から
自身の強さに任せ
自身を導いた。

ジャンプの成功はもちろん、
浅田真央の持ち味、
ステップやポジションの
美しさを稀有な音感を
余すことなく魅せてくれた。


春のお姫様、と讃えられたのは
強く美しいから、
そして素顔は飾らず可憐で
あるから、
そのすべてが王女のように
高貴であるからだろう。



スケーターとして
ひとりの女性として。
幾つもの
春夏秋冬を経てきた
真央さん。

春のお姫様は
今や
内面から溢れ出る美を
放つ

佐保姫のように。


春を連れてくるという佐保姫。

山から降りてきたならば
山は笑う。
野は春に寄り添い染まる。


佐保姫、

艶やかで美しいのは
その強さ、その神秘。


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佐保姫、春を連れ。


あなたが笑えば
山も野も風も空も喜ぶ。
愛に染まる。

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# by la-luna20160918 | 2017-03-18 08:05 | Comments(0)

花明かり



薄暗い夜明けに
梅の白さが灯りとなっていた。

梅は散り風に舞う。

夜道を往くとき、
木蓮の白さが上へ上へ、と咲き
道標のように照らしていた。

あと幾日かで桜が咲けば
宵を照らす花明かりとして
その心を掻き立て奪うような美。


花明かり、
花明かりのようなひと。


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梅、桃、木蓮、桜。


演目によっては
バラや

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ラナンキュラスや

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ムーンダストに

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花は華であり
花は美、強さ、しなやかな、個性。
根を張り蕾から開く
決して揺るがす懸命に開く。


それが
明かりとなる。



あなたの、存在は
花明かり。


宵を
夜明けを照らす。


花明かり。
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# by la-luna20160918 | 2017-03-13 14:40 | Comments(0)

彼は人を、温かくする


大輔さんのスイスでの
パフォーマンス。
現地で観ていたファンの方の
ツイートなどで広く目にして
いるだろう。

ファンの
興奮が伝わってくる。
そして
誇らしい気持ちであっただろう。

伝説のダンサー、
この、スケートを通して
繊細な感性を研ぎ澄ましてきた、
芸術の神に愛される存在。

それを
豊かな人間性で彼は応える。

芸術の神が彼を愛でる。


振付を
その日の感覚に合わせ
少しだけ変えていた、
というツイートがあった。

心から体ごと
音楽を聞いて
創るのではなく
溢れるままに。

まるで
ジャズメンのアドリブのようだ。

その日、その時の
感覚でのpray

グルーヴ、ソウル、パッション、
センチメンタル。


どれもあり、
どれもない。
それはジャズだから。

そんな
ジャズメンの声が聞こえる。

ステージに上がれば
筋書きをなぞるような
おざなりの空間なんて
人のエネルギーを感じない。

彼には
人のエネルギーを
鮮やかに感じる。

彼にカンパニーを期待するのは
そういう、ノリを持っている
から、というのもある。

ノリを持っているから
セッション的に広く深く
ステージを魅せることが出来る。

天性の舞台人でもある。
その日の感覚、
瞬間の感性、観客を惹きつけ
引き連れ、
与えるのは
人のエネルギー。


レディ・エラ、偉大なジャズシンガー、
エラ・フィッツジェラルドの
パフォーマンスが観たくなった。

彼はエラに通じる。
もちろんの技術、経験、
グルーヴ感、華やかさ。

いづれにも
芸術の神に愛される存在。
そして
育まれ育んだ豊かな人間性が。

彼から溢れ出す。
絶望を演じても悲しみを演じても
彼は人を温かくするから。


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# by la-luna20160918 | 2017-02-12 07:40 | Comments(0)


今朝、私の元に
青い鳥がやって来た。


曇りガラスの隙間から
見えた
青く蒼く
美しい羽。


あの日のあなたは

青い鳥だった。


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あの日、あなたは
張り詰めた氷の上に降り
瞬間、瞬間を永遠とした。


過ぎ去った昨日は
もう手が届かない。

あなたが永遠にしてくれた
あの瞬間は
あなたにも、もう手が届かない。





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私は今朝、
その永遠を見返した。

そして
青い鳥が舞い降りた。

私の心に。



あなたはいつも
永遠を創り出す。


創り出すのではなく、
あなたから
零れ落ちる永遠。



いつだって

あなたの運命は美しい。


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# by la-luna20160918 | 2017-02-07 21:27 | Comments(0)



真央さんの
愛の夢が好きだ。

2シーズン、
滑ってくれた
愛の夢は
振付が少しずつ違う。

ファーストシーズン。

ジャンプ矯正、
佐藤コーチに師事と
環境も変化し
バンクーバーまでの過酷な
戦いの心の疲れもあっただろう。


好きな人の元へ
走り出す
その振付は
恋の色合いが
透明で美しい。


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4CCの愛の夢は
希望に溢れていた。


心も体も
辛いシーズンであったろう。

そして
セカンドシーズンの
NHK杯。


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このシーズンの
愛の夢は
恋というよりは
真央さんの大切な人へ、
ただ大切な人に向けて
滑っていたのかもしれない。

きっとその大切な人は
自身の旅立ちを前にして
愛に溢れた娘の姿を
焼き付けていたのだろう、
瞳の奥に。

スケートという愛に溢れた
誇らしい娘を。


真央さんは
テレビ番組でリストに触れた時、
リストの端正な姿を見て
もっと違った愛の夢が
滑れたかもしれない、と
言っていた。

その番組で
真央さんは
クリムトの接吻に
ついて
自身の解釈を語った。

キスをされて
花のような気持ちになった


なんと素敵な
解釈なのか。


恋とは
宵闇を渡る星の如く。


どんな恋が正しくて
どんな恋が間違っているか
などありはしない。

あるのは
優しくしたい、
優しく見つめていたい。

舞い上がる熱も
締めつけるやるせなさも。

真央さんが
描く
愛の夢、

今、
真央さんが滑ったならば
どんな
恋の色を編むのか。



尽きることのない、
愛を持つ
真央さんの愛の夢を、
いつか。


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# by la-luna20160918 | 2017-01-30 21:43 | Comments(0)